「おーい ルキアー。朝飯だぞー。」

がらっとクローゼットが開いて中から小柄な人物が顔を出す。
肩のあたりまで伸びたクセのある黒髪に、特徴的に飛び出ている一束の前髪。
くりくりっとした大きな瞳は朝にはちょっと刺激が強すぎるぐらい魅力的で。

そんな彼女、朽木ルキアは、差し出された朝食を見てその大きな瞳をぱちくりさせた。

「お早う一護。・・・朝からパンとは珍しいな。」

黒崎家に居候(という表現は適切ではないかもしれないが)して1ヶ月と少し。
基本的に和食党なのか、パン食というのはほとんどお目にかかったことがなかった。
なのに、珍しく今日は(胡瓜とチーズとトマトの)サンドイッチと牛乳である。

「あー。今日は米がお前の分まで残ってなくってよ。」

「なるほど。・・・それじゃいただこう。」
一口かじった。美味しい。
チーズの塩けと胡瓜がなんとも良い。トマトの酸味と旨みも気に入った。

「美味いか?」
幸せ気分に浸っていたルキアに一護が問いかける。
それがちょっと意外で、不覚にも一瞬反応が遅れた。

「?ああ。・・・特に良いのはこの胡瓜だな!チーズ合わさってなんとも言えぬ美味しさが・・。」

「そうか。そりゃーよかった。」
そう言った一護の口の端が少しだけ上がったのをルキアは見逃さなかった。

美味いかどうか聞くなんて、珍しい。

そんなことを思いながら、最後の一口に差し掛かる。
と、そのとき、ぱぁっと、ルキアの頭につっかかったもやのようなものが消滅した。

「あ!!」

いきなり声を上げたので、一護は吃驚したようだ。当然、視線がルキアに向く。
その視線を捕らえて、ルキアは魅力的に一度瞬きをした。


「このサンドイッチ、一護が作ったのだな!」


そう、だから、美味いか?なんて聞いたんだ!



その猫のような瞳に耐えられなくなった一護は、視線を右斜め下にずらし、照れくさそうに頭をかく。
・・・肯定の意味と捕らえて間違いはないだろう。


「わざわざすまぬな。・・・こんな、朝からサンドイッチにまでしなくてもよかったのに。」


「いいって。・・・それにお前、胡瓜好きだろ?」
「うむ。大好きだ。でも、それ以上の美味しさだったぞ。」

凄く嬉しかった、しかし、少し悪い気がした。
朝食だって、今日みたいにご飯がなかったとしてもわざわざサンドイッチにする必要はない。
食パンだけでもどうとでもなるのに。

そんなところに一護の優しさを再確認して、自分の幸せを噛み締める。
ああ、私はなんて幸せモノなのだろう。

「・・・なんだよにやけて 気持ち悪りぃ。」

「ふふ・・・。あ!」

ギブ アンド テイク という考えがないわけでもない。
でも、理屈抜きに私は同じことを一護にしたくなったのだ。
この幸せ、喜びを、彼に伝えることが出来るだろうか・・・。

「・・・私も朝食、作りたい!」






何を言い出すんだこいつは、と言わんばかりの目をルキアに向け、頭を小突く。
「いや、フツーに無理だろが。」

「むう・・・そうだよな。」

さて、学校行くか。と一護は鞄を肩にかけた。ルキアもそれに遅れて倣う。

「あ。」

一護の動きがいきなり止まったので、ルキアは後ろから、頭を見上げる。
こちらに振り向いて放たれたのは意外な言葉だった。

「来週、花梨と遊子の宿泊学習とオヤジの学会が被る。・・・・その日の朝飯、つくってくれねぇ?」














放課後の図書室は生徒がそこそこ多い。

課題をする者、突っ伏して眠って一日の疲れを癒している者、趣味の本を借りる者。
カテゴリ分けをすれば今のルキアは一番最後の部類であろう。
高校の図書館で料理の本ばかり眺めている生徒もなかなか居ない。

『初めての和食』・・・・・・ほぅ、味噌汁1杯作るのにもこれだけコツがあるのだな・・・
・・・パーティ料理?・・・コレは・・・鶏か?・・・・見てて気持ちの良いものではないな・・

学校にある大抵の料理の本を斜め読みして、自分の意識がどんどん朝食の範囲外になっていることに気がつく。
(朝から北京ダックの出る一般家庭があったらお目にかかってみたいものだ。)

これはいけないと思い、とりあえず普段の朝食を思い出す。
和食がメインだから、味噌汁とご飯と・・漬物や何かが付いていることが多い。

味噌汁と、ご飯と・・・漬物と・・・後は玉子焼きかな。
ひとつ、ふたつ、と右手の親指から折り曲げてカウントしていく。4品あれば十分だろう。
これだったら『初めての家庭料理』という本が良いかもしれない。初めて使う図書カードに戸惑いながらなんとか手続きを済ませる。

一護には先に帰っておいてと言っておいた。伝令神機の指令も入ってこない。うむ、今日は帰ろう。ゆっくりこの本が読めそうだ。


帰り道、足取りがなんとなく軽い。そんなことを自覚して、自分に対してほほえましくなってくる。
微笑ましく思って良いのか、わからないが・・・

これは、進化なのだろうか?
死神としての、感情ではない。まったく別の方面から私の体内に踏み込んできた新しい感情。
似たような感情は経験したことがないわけではないが矢張り違う。ふわふわとしたマシュマロのような感情だ。
そうか、魂尺界にはマシュマロがないから。
しいて言うなら向こうのときの似た感情は・・べっこう飴というところだろうか。
それとも、ひなあられか。・・・ああ、めったに食べれなかったな・・。

そういうことを考えていっそう可笑しく思えてくる。
これは、もう、私じゃない。矢張り可笑しい。ルキアは小さな声で笑った。


多分、私は今まで生きてきた中で一番幸せだ。
一番、不安定な時期なのに?

魂尺界には、家があった。
初めは、もう、住居としては怪しいが・・それでも、「居場所」。迎えてくれる人がいた。
今は、大きな大きな家がある。正直、住居としても、背負ってるものも大きすぎる。しかし、兄様も家人もよくしてくださる。
時折私を敵視する者もいるがそれはしょうがない。既に十分すぎる待遇なのだ。文句は言えまい。

ここではどうだろう?
安定しているものなど、何もない。
住居でさえ十分でない。家人の目を忍び、押入れに押しかけている。
私の本当の正体を知っている人など誰1人として居ない。正直、一護でさえ私の認識は不十分なのだから。

それでも一護の傍は心地よいし。学校も嫌ではない。

ああ、もしかしたら、仮の姿・・・『非日常』だから惹かれるのかもしれないな。
たまの休日に遠出したとき、その景色が、土地が、人が、とてもまばゆく見えるのと同じで。
それが『日常』になってしまえば、どうってことない。

つまり、無いものねだりしているだけなのだ。


何か手ごたえを感じた。
しかし、知らないふりをする。現世にきて、何度目だろう。


「ふふ・・・はぁ。」

やはり、死神として、退化している。


「これじゃあ力が戻らないのも・・・仕方が無いのかも知れぬな・・」


先ほどとは打って変わって足取りは重くなっていた。
視線も、心なしか足元に向いている。



「きゃっ」
曲がり角で何かにぶつかった。すみません、と、顔を見上げる。
見慣れたオレンジ色の姿があった。

「遅ぇーんだよ。」

「ぁ・・・。済まぬ。」

早く帰ろうと思っていたのに、色々と考えていたら遠回りをしていたようだ。もう7時を回っている。

「・・・あれ、貴様、夕飯はどうした。こんな時間に外出して、遊子が怒っているのではないか?」
「・・・お前、今日は宿泊学習だって言ったろ。・・・頭大丈夫か?」


いつもならその憎まれ口につい応戦してしまうルキアだが今日は「大丈夫だ。」としか言えなかった。
様子が可笑しいのは明らかだ。一護も気が付いているだろう。

「まーいーや。ほれ、帰って夕飯食うぞ。スパゲッティ作った。・・・レトルトだけどな。」

「一護、私は・・・」

ぽすっと頭を叩かれた。そこの温度が少しだけ上昇する。暖かい。

血の通った、暖かさ。

ルキアは、はっとした。そして鞄を持つ手を握り締めた。
先ほどの高揚した気分が少しだけ戻ってくる。それでもまだ、ちぐはぐで。
たとえるならアイスクリームを天麩羅にしたような・・・熱くて、冷たくて。


「・・・みーとそーすとやらが、以前食べたとき美味しいと思ったぞ。」

とりあえずは今の幸せに酔うことにした。





そして今、夕食が終わって押入れに居る。


今日はここへ来て初めて居間で夕飯を食べた。
いつもとは違った雰囲気。
そして目の前のあの人が違った風に見える。

少しそわそわして、麦茶をこぼしてしまったが、そのほかは楽しかった。
いつも一緒に居るからそう話題がいつまであるわけでもないし
案の定、沈黙の時間も多かったのだけれど ルキアはその沈黙の時間が嫌いではない。
心地よい沈黙とでも言うのだろうか。むしろ、あまり騒がしいのは性に合わない。


二人とも食べ終り、皿を片付け、明日のために包丁の位置、コンロの使い方など必要最低限の知識を教えてもらった。
もっとも、一護もそれほど知っていたわけではないが。
あれ、煮干ってどこにあったっけ?・・・お、こんなところに出汁の元がある。これでいいんじゃね?とか
正直曖昧だが、まぁ、どうにかなるだろう。



スタンドライトの光が一つ照らし、ぱらぱらとページを捲る。

見たことも無い調理器具。素材。料理。
生きている世界はこんなにも違う。

今日も(レトルトらしいが)美味しかった。明日は私が美味しいを貴様に届けてやろう。
ページを捲るたびに気持ちは膨れ上がる。多分、電子レンジで生卵を加熱している感じだ。

「一護、明日は私が早く起きて作るからな。」

ドア越しにルキアが言う。

「やっぱりお前1人で火すらつけれなさそうなんだけど。一緒に作ろうか?」

失礼な。流魂街の生活に比べたら此方のガスコンロなど赤子の手をひねるようなものだ。

「そんなことしたら貴様の朝食はナシだぞ?」

「なんでだよ!」
一護のツッコミが飛ぶ。言われるまでもなく、ルキアも自分に対しておかしいと思った。

「というわけで、私は寝る。おやすみ!」



ルキアは目を瞑った。
魂尺界の、ルキアの職場、朽木家、幼馴染、兄、上司、
脳裏をぐるぐると駆け巡っていった。

次に、現世でのルキアの学校、浦原商店、一護の部屋、コン、クラスメイトが映った。
ぶるっと、一瞬鳥肌がたつ。

意識が堕ちて行く。寸前に見たのはオレンジ色。



加熱した生卵は最後には爆発するんだ。



そのとき、一護は隣で課題をやっていた。
提出は明日ではないから今やる必要はないのだけれど、ルキアも今やったほうが良いとは思っていた。
死神代行のおかげで、いつ時間が削られるかわからない生活だからだ。もう慣れたが。

しかし、今日のルキアは何処かおかしかったのであえて余計なことは言わなかった。
元から性格歪んじゃってるとは思うが今日は輪をかけておかしい。
浮き沈みが激しいというか。
元気だったり、落ち込んでいたり、何か投げやりだったり(俺何か悪いことしたか?)、
ミートソースを絡めながらフォークと格闘している姿が一生懸命で、幸せそうだったり。

食べ終わったら食べ終わったで、ずっと本を読んでいるっぽいし。
・・・こりゃあ明日の朝食気合いれて食べねぇと。その前に正露丸でも用意するかなー。



ふと、シャープペンが止まる。


ああ、やべぇ、俺幸せだ。

なんだろな、認めるのは癪だから絶対口じゃいわねぇけど。ルキアが関連していることだけは確かなんだよな。


頭を課題モードに切り替えて数秒考える。頭がクリアになり数秒間シャープペンが走り続けた。課題はもうすぐ終わりそうだ。
気分は上場。
しばらくして、目覚ましをかけて就寝した。



ピピピ と 伝令神機が鳴る。虚が来たときとは違う音。
画面を見るといつもより1時間程早い時間を指していた。二度寝しようかとも考える。
寝ぼけた頭で、脳の片隅にいたルキアが全体を叩き起こす。
すぐ横にある『初めての家庭料理』という本に気づく。
そうだ、朝食を作るんだった。

ぼーっとした頭でパジャマのままそっと押入れを開け、一護の部屋を出た。
こんな暗い中、この階段を下るのは久しぶりだった。家人は居ないのに、そろり、そろりと歩く。
その姿が滑稽だと思った。

洗面所に行って顔を洗ってみる。なんとも慣れない。
不自然さを感じたまま、台所へ。
ここは遊子の領域。少し複雑な気分でそこへ踏み入れる。
昨日教わった場所からまな板、包丁を取り出す。冷蔵庫を開ける。ひんやりした空気で目が覚めた。
よかった、これで指を切るなどということはしなさそうだ。
味噌汁に入れられそうなものを探した。・・・あ、お豆腐だ。・・・卵も取り出しておこう。
次は乾物が欲しいな。若布と・・・煮干か。あった。

朝珍しく顔をあらったせいか、現代の科学が作り出した冷気のせいか
多分、『非日常』が一番の原因だと思うがルキアの頭はとてもクリアで
難なく材料をそろえることができた。

本を見る、確か味噌汁用の出汁のとりかたがかいてあった。煮干はそのまま入れても良いらしい。多少生臭さが出るらしいが。
風味があってこれも良いだろう。

鍋に水を入れ、火にかける。(心配されてたガスコンロの使い方も問題なかった)
豆腐を切っておく。縦に切るのは簡単だが、横に切るのが少し難しい。
朝から騒ぎは起こしたくないので、あくまで慎重、慎重に。怪我だけはしないようにした。

ふと、自分が今凄く一生懸命だということに気が付く。
仕事ももちろん一生懸命やっているが、・・・なんていうのかな、温度が違う。
(厳密に言うと現世に来ていることが仕事であるし、これも仕事の一環だといえるのであろうか?)

ルキアは一瞬微笑んだ。しかしすぐに真顔になった。
揚げたアイスクリームのお菓子というのを思い出した。
ねぇ、アイスクリームをわざわざ揚げる必要がどこにある?
あれは冷たいから美味しいのではないのか?


・・・でも、食べたことはないが、実際そういうお菓子があるのだから、揚げても悪くないのだろうな。
それを良しとする者も居るのだ。


じゃあ 私も
冷たい、血の通わない、死神の私も。
暖かくなったとして、誰か許してくれるだろうか。

・・・しかし、その場合の暖かいって、何だろう・・・


コンロからジューっという音が聞こえた。しまった。お湯が吹き零れている。
・・・昨日から変なことばかり考えているな、私は。
自嘲しながら火を弱める。沸騰はしてしまったがまあいいだろう、具をいれて、味噌を入れたら完成だ。


玉子焼きにとりかかろうとする。右手に卵をもってコツンと台の隅で打った。
割れ目に親指を入れる・・・と綺麗に割れるらしい。先日読んだ『ぶきっちょさんの基礎』に書いてあった。
「あ。」

どうやらぶきっちょ以下らしい。卵の殻がいくらか入ってしまった。
それを菜ばしで取り除いて玉子焼きにできるレベルにまで回復させる。
味付けをして、フライパンを用意してー・・・

丁度そのとき二階から一護がやってきた。もう着替えたようだ。
「・・・普通に朝飯のにおいがする。おはよ。」

「うむ。お早う。当たり前であろう?」
ルキアは、自分の体内の温度が上がっていくのを感じた。

「あー安心したぜ。正露丸のお世話にならなくて済みそうだな。」

「正露丸?」

一護は聞こえなかったフリをした。正直に答えたら拗ねられるのは目に見えているからだ。

ルキアはフライパンを空焚きしてたので、せいろがんとやらが何なのか気になったがそっちに取り掛かることにした。
早く中身を入れないと危険だ。

本のとおりに卵液を少しだけ入れてみる。
その後ろを通って一護は皿を用意していた。

そろそろ良いだろうと思い、菜ばしを使って卵を巻いてみる。
が、これが思ったようにいかない。
・・・本では何故こんな綺麗にできるのだ?
ルキアには、本の中の人が魔法を使っているようにも思えた。
あきらめて適当なところで卵液第二段を入れる。
一つ目の卵の塊を箸で少しだけ浮かせて、まだ液状の卵液をすべりこませる。
このあたりは簡単だ。ルキアにも容易に出来た。

しかし、巻けない。巻けない。

机の上にはどんどん皿が並べていって。先ほどの味噌汁も一護によってつがれていて。
朝食風景が出来上がってきてるのに。

玉子焼きだけは上手くいってくれない。

文字通り、四苦八苦の状態だ。

「・・・俺がやろうか?」
見かねた一護が口を開いた。
「私がやる!」

半ばむきになっていたのは自覚している。
なんで、できないんだ。
どうして、ダメなんだ。

私には、できないのか?

最早考えていることは玉子焼きに対してじゃない。そう思う。
真剣になりすぎて、後ろの一護が、ルキアの右手、左手に自分の手を添えてサポートをしようとしているのに気が付かなかった。
気が付いたときにはもう手の自由は奪われていた。
くるくると、魔法のように卵が巻けていく。
最後の卵液を注ぎ、なんとか玉子焼きの形になっていた。

「む・・・私がやると言ったであろう!」

「おめーあのままじゃ玉子焼きじゃなかったじゃんかよ。」

ひょいっとまな板に玉子焼きを移す。切ってくれと一護が促す。
自分でやらなかったのは最後までやったらルキアがそれこそ怒ると考えたからであろう。
わかっていながらも納得がいかない。しぶしぶ玉子焼きを切る。

その瞬間一護に一つ奪われた。
「結構旨いじゃん。・・・お前、玉子焼き甘めなのな。」

そういわれて、つまみ食い厳禁だと言うのを忘れてしまった。




玉子焼きも並べて、漬物も並べて、朝食ができあがった。
学校にも十分間に合う時間だ。ルキアはほっとした。


そして、二人向かい合って座り、朝食をとることにする。
普段、別々の時間に食べるので、向かい合って食べるのでは家では初めてだ。

この時間、ルキアも一護もこの上なく幸せだった。
お味噌汁は少ししょっぱかったが、ご飯と一緒に食べるとなかなかいけた。
漬物は買っておいたものだし、味については問題ない。
玉子焼きは一護の批評のとおり、甘かった。それでもなかなかいけた。




あぁ・・・


幸せだ
幸せだ


心がシンクロする。二人の視線があわさった。
一護から目をそらす。少し顔が赤かったようだ。
ルキアは思う。もう、とろけてしまいそうだと。


とろけたアイスクリームはアイスクリームと呼べるのだろうか。





●相変わらず文章は苦手です。意味不明です。卵が出てきたりアイスが出てきたり何が言いたいのかと。